CSS Nite in NIIGATA, Vol.3 に参加してきました! #cssnite_niigata3

まどか☆マギカ一番くじの名刺入れを持って名刺交換していた [twitter:@jasmine88_] です。

昨日、朱鷺メッセで開催された CSS Nite in NIIGATA, Vol.3 with Microsoft に参加してきました!


セッション概要

1.基調講演

HTML5 CSS3 と その周辺技術についての説明

何度も繰り返された、「HTML5はあらゆるデジタルコンテンツのベースフォーマットになる」という言葉。(大事な事なので3回くらい言いました)

現在の日本ではHTML5の普及率は16%を超え、広く一般に普及しだしているので、そろそろはじめないと乗り遅れてしまうらしい。

今後の動向

Webコンテンツのアプリ化
 ↓
ネイティブアプリもWebテクノロジーで作れる時代に
 ↓
Webテクノロジー、ブラウザ、OSの一体化

という風になっていくようです。

2.CSS3で変わるWeb制作

CSS3の、新しいセレクター、プロパティ、@ルールについての説明、主なプロパティなど10種の説明などがありました。

  • 新しいセレクタ
    • 大幅に追加されたことで、CSSのためだけにHTMLタグを書く必要が減り、よりクリーンなHTMLに。
  • 新しいプロパティ
    • さまざまな効果を加えられるので、画像なしでもリッチなデザインが可能に。
  • @ルール
    • レスポンシブWebデザインが可能に。
主なプロパティ等
  1. rgba
    • 色指定の時に透明度を指定できる。
  2. opacity
    • 要素全体の透明度を指定する。内包する文字なども対象になる。
  3. text-shadow
    • 文字に影をつける。使い方次第で様々なデザインに。
  4. box-shadow
  5. border-radius
  6. gradient
    • 3つを組み合わせて画像なしでボタンをつくる実演がありました。
  7. multiple background
    • background を複数指定できる。
  8. transform
  9. transition
    • CSSだけでさまざまなアニメーションが可能。
  10. Web Fonts
    • 使う際のポイントや、メリットとデメリット。
    • 読み込みにラグがあったりするので、うまくカバーする必要が。

こちらの三角形を題材に、CSS3だけで図形を描く実演と解説がありました。

CSS3に対応していないブラウザ対策として、あえて「何もしない」というのがありました。
見た目を美しくするための装飾など、必要不可欠でないものは、対応しているブラウザだけで見てもらえればいいや。って事ですね。

3.HTML5によるWebサイト制作の基本

HTML5の新しい書式についての解説がありました。
section などの新要素の使い方を、お題となるサイトをもとに実際にやってみました。

  • section
    • セクション
  • nav
    • 主要なナビゲーションのセクション
  • article
    • 独立した内容として成立するセクション
  • aside
    • 主要コンテンツと関連性の低いもの
  • hgroup
    • 見出しグループ
  • header
    • ヘッダー
  • footer
    • フッター

サイトのどの部分がどのセクションになるかやっていくんですが、これが意外と難しい…
慣れが必要です。
これを使いこなせるようになると、div の3重4重の入れ子…なんていうややこしいことは必要なくなります。
そうなると、つくるのもメンテナンスも楽になり、ユーザーにとっても、文書構造がわかりやすく便利に。

また、アウトラインという考え方についての話がありました。
セクションを上手に使って、アウトラインも意識したサイト作りをしていきたい。(そもそもサイトもってないけど)

4.スマートフォン向けウェブサービスHTML5でバージョンアップ

mixPaper という、電子書籍の制作・配信ができるウェブサービスを、HTML5でバージョンアップする過程を紹介していただきました。

  • Webサイト+アプリ+コンテンツ

で構成されていたものが、HTML5とCSS3でアプリの機能の一部分をまかなえるようになり、将来的に

  • Webサイト+コンテンツ

という構成にすることで、サービス全体の利便性を向上させることができる。というような内容でした。

5.IEのF12 開発者ツールとVisual Studio 2010で HTML5/CSS3/JavaScriptをコーディングする

Microsoft の Visual Web Developer 2010 という開発ツールと、IEに搭載されているF12開発者ツールを使ったHTML5,CSS3,JavaScriptのコーディングの実演をしていただきました。
Visual Web Developer 2010 は無償ながら、入力支援機能が充実していて、かなり便利そう!

物江さんの独特(?)のトークで会場は爆笑の嵐でした。

6.Internet Explorer 10マイクロソフトにとってのHTML5

マイクロソフトにとってのHTML5 というテーマのもと、IE10やWindows8の新機能などを紹介していただきました。
IEHTML5やCSS3への対応が遅い(?)のには、幅広いユーザー層に対応するため、新技術を取り入れるときは、安全性が保障されてから行う。という理由があるようです。納得。

セッション中いくつかの動画も紹介されました。
NUI(Natural User Interface)の実例として、Kinect の動画が紹介されました。

Microsoft が描く未来像

眼鏡型デバイスとAR。すべてのデバイスにフレームが無いのが印象的でした。

お楽しみプレゼント

CSS Nite 恒例という、あいこじゃんけん でプレゼント抽選をしました。
結果惨敗。

書籍や"IE9"のTシャツがありました。

アフターパーティー&2次会

本編終了後のアフターパーティーと2次会にも参加してきました!

出演者の方や実行委員の方、参加者の方々と名刺交換したり、お話させていただきました。
全くの異業種なので、何を話していいのか…という感じでしたが、皆さんに優しくしていただきました。
3次会は、お財布事情により断念orz 次回はぜひ参加したいです!

まとめ

今回参加させていただいて、技術や知識の習得はもちろん、たくさんの方々に刺激され、モチベーションアップにもつながりました。
独学で勉強しているだけではわからない事、プロの方々のお話、色々聞くことが出来て、とても収穫が多かったです。

次回参加するまでには、あちら側の仲間入りしたいですw
自分の得意分野を確立して、何かを得るだけでなく、与えられるものをつくっておきたいです。


配布資料を入れるために配られた袋が素敵。